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Linux上に構築した仮想環境をJupyterLabで動かす

準備:仮想環境の作成 JupyterLabで動かす仮想環境を作っておきます。以下では用意した仮想環境の名前を.venv313であるとし、作成した仮想環境と同じ階層にいるものとします。参考:uvコマンドの使い方 ipykernelのインストール 作成した仮想環境を有効化し、ipykernelをインストールします。 copy_all# 仮想環境を有効化する source .venv313/bin/activate # ipykernelを仮想環境にインストールする uv pip install ipykernel カーネルの作成 以下のコマンドを実行し、JupyterLab上で動かすカーネルを作成します。 copy_all# .venv313の仮想環境を有効化するカーネルを作成する # Python3.13(data_science)はJupyterLab上での表示名 python -m ipykernel --user --name .venv313 --display-name "Python3.13(data_science)" カーネルの再起動 仮想環境にパッケージを追加する等の変更を加えたりメモリのリセット(入力/出力の消去)をしたりする場合、カーネルの再起動をするとよいです。ページ上部タブの「カーネル」 > 「カーネルを再起動」から再起動ができます。 補足:カーネルの削除 不要なカーネルを削除する場合は、 copy_alljupyter kernelspec list でカーネルに対する一覧を表示して削除したいカーネルのパスを確認した後、 copy_allrm -rf <カーネルのパス> でカーネルが削除できます。

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【備忘録】uvによるpython実行環境の構築

uvとは? Pythonの開発環境を快適に整えるための新しいツールです。 これまでPythonでは、パッケージのインストールや環境の切り替えに複数のツール(pip、venv、poetry、pipxなど)を使い分ける必要がありました。uvはそれらの機能をひとつにまとめ、より速く、より簡単に、そして再現性の高い開発環境を作れるようにしてくれます。以下は主な特徴です。 とても速い動作:uvはRustという高速なプログラミング言語で作られており、従来のツールよりもパッケージのインストールや環境構築が圧倒的に速くなります。 環境の自動管理:プロジェクトごとに専用のPython環境を自動で作ってくれるので、他のプロジェクトと混ざる心配がありません。 わかりやすい依存関係の管理:「このプロジェクトには何のライブラリが必要か?」を記録する仕組みがあり、コマンドひとつで環境を再現できます。 ツールの安全な実行:コード整形ツールやテストツールなどを、他の環境に影響を与えずに使うことができます。 キャッシュによる効率化:一度ダウンロードしたライブラリは使い回せるので、複数のプロジェクトでも無駄がありません。 Windows・Mac・Linuxに対応:どのOSでも同じように使えるので、チーム開発にも向いています。 このように、uvはPythonを使った開発をより快適にしてくれるツールです。初心者にも扱いやすく、複雑な設定を減らしてくれるので、「環境構築でつまずきたくない」「もっとスムーズに開発したい」と感じている方には特におすすめです。 uvのインストール Python付属のパッケージ管理ツール、pipによるインストールができます。 copy_allpip install uv Python実行環境構築 Pythonのバージョン、環境名を指定して仮想環境を構築します。 copy_alluv venv -p <Pythonのバージョン> <実行環境名> 以下はPython3.12を利用して.venv312という仮想環境を構築する例です。 copy_alluv venv -p 3.12 .venv312 仮想環境を有効化する 構築した仮想環境で処理の実行やパッケージのインストールをするには、仮想環境を有効化する必要があります。 以下はLinux/Macの例です。 copy_allsource .venv312/bin/activate 続いてWindowsの例です。 copy_all.\.venv312\Scripts\activate 逆に、仮想環境を無効にするときは以下のコマンドです。 copy_alldeactivate パッケージのインストール 以下のコマンドで任意のパッケージがインストールできます。 copy_alluv pip install <パッケージ名> requirements.txtという、インストールするパッケージの(バージョンと)リストが記述されたファイルを元にインストールする場合は、以下のコマンドです。 copy_alluv pip sync requirements.txt

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Windows11へJupyterLab Desktopをインストールして使えるようにする

概要 データサイエンスの勉強のため、JupyterLabのデスクトップアプリ版であるJupyterLab DesktopをWindows11へインストールします。インストール手順をまとめました。 インストールとアプリケーション実行に関する注意 JupyterLab Desktopは2025年10月3日現在、以下のような注意書きがされています。 私はデータサイエンスのための勉強ができればいいので、無視してインストール、アプリケーションを実行することとします。機密性の高いデータを利用するときや信頼できないノートブックを開いて実行するときは別の選択肢(Desktopではなく従来のJupyterLabを使用する等)を検討すべきかと思います。 インストール手順 GitHubページからインストーラをダウンロードします。今回はWindows11へインストールするので、図のリンクをクリックします。 ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして実行し、ライセンス内容を確認してから「同意する」をクリックします。 インストールが終わると作成されたショートカットからJupyterLab Desktopが起動できます。ダブルクリックで起動したら右上のハンバーガーアイコン > 「Manage Python environments」をクリックします。 「Environments」 > 「Create new」をクリックします。 以下の内容で「Create」をクリックします。「Name」や「Environment type」はご自身の環境に合わせて設定してください。 しばらくするとPythonの実行環境が作成されます。作成されたら「New notebook」をクリックします。 新しいノートブックが開けばインストールは成功です。 必要に応じて外部ライブラリのインストールを行ってください。例えばセルに、 copy_allpip install pandas と入力してShift + Enterを押下すると、Pandasがインストールされます。

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テレビ in 子供部屋

気付き 風呂場で技術書は読まないほうが良い。教養となる知識や新しい視点を与えてくれるような本を読むべき。 読書 本 土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命 | ゲイブ・ブラウン 読んだ範囲 第1章 絶望からの出発(25-35頁) 内容 昨日書いた内容と重複するため、ありません。 その他(備考、出来事) 日中、子供がいる部屋にテレビを設置しました。これでアンパンマンとか手遊び歌の動画を子供に見せることが簡単になります。年末年始に実家に帰っていたとき、テレビでアンパンマンの手遊び歌を流してあげたらすごくウケがよかったんですよね。テレビがいつでも見られるようになったことで子供の満足度も上がるに違いない! ダイエットの件です。本日は何故か700g増量していました。間食していないのに…。筋トレの成果が出て、逆に体重が増えたのだと思いたい。

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ジム行かなくてもよかったかも

気付き 世の中は理不尽・不条理が普通であるという前提があるらしい。それに基づけば確かに、一見厳しいことをいう人が一番優しいということになる。 読書 本 土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命 | ゲイブ・ブラウン 読んだ範囲 はじめに いちばんの師(1-25頁) 内容 土の健康に欠かせない5つの原則は以下の通り。 1. 土をかき乱さない 機械的、化学的になるべくかき乱さない。土壌の構造や肥沃な土を作り出す土壌生物たちの棲家を壊さないようにするため。 2. 土を覆う 土が覆いかぶさっている状態が自然では正常な状態。風や水による土壌流出を防ぎ、土壌生物のエサや棲家を作る効果がある。 3. 多様性を高める 自然界に単一の品種のみが生えている場所は存在しない。多様な品種が存在することが普通である。 4. 土のなかに「生きた根」を保つ 年間を通して根を保つことで土壌生物のエサとなる炭素が供給され、土壌生物が植物のエサとなる養分を作り出せる。 5. 動物を組み込む 動物に植物を食べさせることで養分の循環が促進される。動物の呼吸を通して大気から多くの炭素を吸収し、地中に固定できるので、気候変動にも強い土壌となる。 その他(備考、出来事) また少し時間が空きました。すみません。 先日書いたように、体重が増えたので筋トレと有酸素運動を再開しました。以前までジムに通っていたのですけど、子供が生まれると通う余裕がないですね。3日前から3日おきに腕立て・背筋・スクワットと、毎日足上げ腹筋・20分のエアロバイク(心拍数は150~160を目安にキープする)を自宅でやり始めました。妻が昔買ったエアロバイクがあったのでちょうどよかった。有効活用させてもらいます。 あと読書の項目に書いた本について。ビッグスワンで行われた昨シーズンのTSUTAYAサンクスデー(何の試合だったかは忘れました)で、アルビの選手・監督のおすすめの本が紹介されていました。「土を育てる」は松橋力蔵監督のおすすめの本として紹介されていた本です。組織の風土作りに通ずるものがありそうで、読んでいて参考になります。

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